おたくに関する噂

おたくに関する噂

テレビのニュース・アナが、だしぬけにおたくのことを喋りはじめた――

#6. 今年はちゃんと来年に進めそうです

去年の総括記事で「個別で記事立てたいな〜」みたいなことを言ったことについて一本も書かないままあっという間に2023年も終わりが近付いてきました。ブログというのはTwitterで書ききれないことを書けて便利なんですが、長文というのはどうも身構えてしまうのでなかなか手をつけられません。来年はもう少し何か書けるといいですね。

とりあえず去年の方式を踏襲し、いくつかのトピックごとに振り返って行くことにします。

院試合格

やはり今年一番大きかったのは院試合格でしょう。詳しくは合格報告を書いたのでそっちを見て欲しいんですが、ここでは書き漏らした話とか今改めて思うことなんかを書いていこうと思います。

まず書いておかなければならないこととして、同じ慶應から*1、同じようにディシプリンを変更して外部院進を目指した友人の存在があります。彼がいなければ私は心が折れていたかもしれません。同じ授業を取っていたので、授業の前後に他愛もない話をしたり、院での希望を互いに語ったりしており、これが心の支えになっていました。私と彼では志望大学院も研究分野も大きく違うものの、外部院進仲間がいるというだけでとても心強かったです。お互い受かって本当に良かった。改めてありがとう。

また、無事に合格した後に「慶應を離れる」という事実を急に意識し始めました。院試対策とかやってる時はいまいちピンときてなかったんですよね。なんなら普通部3年塾高3年大学4年と人生の半分弱を義塾に捧げてきた身としては未だに自分が慶應以外に行くということの実感が湧きません。この10年間もなんだかんだあっという間だったな。

強迫性障害

今年一年は強迫症状に悩まされた一年だったとも言えるかもしれません。今ではだいぶマシになっていますが、特に受験期や合格発表前は荒唐無稽なものも含めてあらゆる不安に駆られており、脳のリソースの大半が費やされていました。周りに無意味な確認行動を取ったりもして、本当に色々な方に迷惑をかけたと思います。巻き込んでしまった方々、本当に申し訳ございません。

とにかくあらゆることが不安でしょうがなく、また確認しようがないことについて想像でこんなことがあったんじゃないかと後付けで不安を「創造する」という悪癖があり、それにずっと振り回されていました。院試の時も書類に不備がないか大学に問い合わせを入れ、「大丈夫ですから」と宥められ、本番でも面接が終わった後にあるはずのないさまざまなことを想像して勝手に不安になりメンタルを削り続けていました。妄想力豊か過ぎるな俺。結局これは合格発表の数字を見てようやく無意味だったと気付くことができました。

ただ院試に受かった後も症状が和らぐかと思ったら一向にその気配はなく、外出中急に不安や恐怖が押し寄せてきて、確認する術もなく発狂して*2行きつけの精神科にその場で電話して駆け込んだこともあります。

考え方をどうにか転換する練習をした結果、今は症状がかなり落ち着いているので、ゆっくりと減薬をしています。最終的には薬無しで生活できるようになるといいな。エビリファイ飲んでると車運転できないし。

語学

語学のトレーニングというのは苦しく、時間がかかるものです。私は今までそういったところから目を逸らしていた面があります。結局語学というのはゆっくりと積み上げていくしかないのだ、ということに気付いたのは12月に入ってからでした。それはそうと語学苦しいから誰か助けて~。

チュルク諸語

主にトルコ語アゼルバイジャン語をやっています…が最近アゼルバイジャン語に触れられておらずかなり危機感を感じています。言語の研究にあたっては必ずしも対象言語の高い運用能力が必要とされるわけではありませんが、私の場合はそうもいかないので精進しようと思います。これは全言語に言えることですが、積み上げるものの典型である語彙が本当に足りないのでどうにかしたいですね。トルコ語とかまともな単語帳ないんだけどどうしよう。

ペルシア語

院試が終わった後、院の指導教官(になる予定の方)の勧めでペルシア語を再開しました。「ささっと触れておいてね〜」という程度の話だったんですが、気付いたらペルシア語に相当入れ込んでおり、「ペルシア語四年間」と名高いペルシア語四週間を始めてしまいました。ここ最近飲みに行った日以外はだいたい開けていて良い感じです。まあこの数日は飲み会続きで全く開けていないんですけどね。あーあ。

ペルシア語四週間を完走できたらブログにまとめられるといいなと思ってます。あとは「ペルシア語常用6000語」を大学図書館で借りてゆっくり覚え始めています。

今のところ言えることはペルシア語四週間は本当に良い本だということです。冒頭で述べたようなことに気づくことができたのも、この本とフォロワーさんの助言のおかげです。

ロシア語

久々にロシア語を読んだらめちゃくちゃ知識が抜け落ちてて危機感を覚えました。慶應経済式・スパルタ講読で鍛えられた力も使わないとなまってしまいます。改めて文法を復習し、これまたゆっくり、きちんと自分のモノにしていかなければならないと強く思います。今年はロシア語からかなり逃げていたので、来年はちゃんと向き合います。

また単語力の無さも大きな課題でしょう。2200語レヴェルの単語帳までは市販されていますが、それ以降だと白水社の「パスポート初級露和辞典」を単語帳にするとよく耳にします。実際あれどうやってやるんですかね?経験者の方教えてください。

それ以外

他にも今年はウルドゥー語セルビア語に手を伸ばしては三日坊主で終わる…ということを繰り返していました。最初に言った通り語学は時間をかけてゆっくり積み上げるしかないのですが、かと言って別に自分が目指すものはポリグロットではなく、研究と自分の関心の追求のための能力の獲得なので、そのためには一日に纏まった時間を一言語ごとに割く必要性が出てきてしまい、必然的に並行でやれる言語は限られてしまいます。これらの言語はほとんど趣味みたいなものだったので、優先順位が下がってしまうのは致し方ない…と言い訳をしておきます。ウルドゥー語は来年リベンジしたいですね。

あと、ここまで一切言及しないのもアレだと思うので一応英語にも言及しておきます。今年は院試のために受けたTOEICで初めて自分の客観的なレベルを知ることができました。他の言語でもこういう検定試験が行われるといいんだよね。だってさぁ、客観的なレベルを知らないまま一人の言語学習者とかいっぱいいてかわいそうじゃん!

それはそうと英語のトレーニングも怠らないようにしたいです。色々必要とはいえ「語学力」が一番求められるのは間違いなく英語なので…

その他

他にやってたこと、マジでブルーアーカイブしか思い出せん。ブルアカは自分にとって今年を象徴するコンテンツでした。院試の合格発表前日にもブルアカらいぶ!を見ている間は不安を抑え込むことができましたし、これもまた自分にとって大きな支えとなっていたのだと思います。

総括の総括

今年はなんだかんだで希望が見える一年だったかなと思います。院試には受かり、今年散々悩まされた強迫性障害寛解する道が見え、必要な語学の勉強についてもようやくやることが見えてきました。

来年以降の院での研究生活がどうなるかはわかりませんが、間違いなく過酷なものになるので、潰れないよう入学前のうちに語学のトレーニングをしっかりやって基礎体力をつけることを当面の目標に据えたいと思っています。というかまず目の前の卒論ですね。頑張ります。

今年も当アカウントをご愛顧いただきありがとうございました。皆様よいお年を。

*1:おまけに彼は私と同じく慶應義塾普通部出身でした

*2:確認行為が強迫性障害の本丸なので、間違いなくしない方がいいのですが、当時は確認できないと発狂していました